統率者戦(EDH)では、よりたくさんの呪文を唱えたり、重い呪文を唱えたりすることが多いため、マナを伸ばすマナアーティファクト(略してマナファクト)はとても重要です。
そこで今回は、統率者戦で使えるマナに関するアーティファクトをマナコスト別にご紹介していきます。
0マナ
0マナと1マナの差は非常に大きい!cEDHと呼ばれるガチ寄りの統率者デッキでは、こういった0マナアーティファクトなどが多く採用されている。
《魔力の墓所》
ミステリーブースターでお馴染みの高額カード。但し入れると世界が変わります

《水蓮の花びら》
生贄に捧げて好きなマナ1点を加える。ルールスで使い回すのも◎

《オパールのモックス》
追加コストは必要ないものの、アーティファクト多めの構成が必要なので注意!

《モックス・アンバー》
統率者が居ればまったくデメリットの無い1枚。持ってない方は今のうちに!

《モックス・ダイアモンド》
プレイに際し土地カードを1枚捨てる。好きな色マナを加える。超高額カード

《金属モックス》
刻印するカードによるものの非常に強い1枚。序盤のマナ加速はとても大事

《モックス・タンタライト》
まだその真価を見せていないカード。待機明けはノンデメリットで使い勝手ヨシ

《Jeweled Amulet》
余ったマナを1マナだけ貯めておける。安価なので手に入れやすい

1マナ
コストが軽ければそれだけ序盤に展開することができるので、序盤のマナジャンプとして非常に有用!太陽の指輪は安いのでひとまず入れるのもアリ!
《魔力の櫃》
3マナジャンプはデカイ!ただし自然アンタップしないので使い所は慎重に

《太陽の指輪》
1ターン目に置いて2マナファクトまで置く動きが強い!安価なのもグー!

《バネ葉の太鼓》
アンタップ状態のクリーチャーを要求するもののコレはシナジーを生むポイント

《神々のピラミッド》
3つ貯れば3マナも出る!増殖で増やしてみるのもアリかも?

2マナ
0~1マナのアーティファクトは数が限られてくることや、値段が高額なものが多い。2マナ圏からは安価なものが数多く存在するので参考にしてみてください。
《タリスマンシリーズ》
各2色の組み合わせが出るマナファクト。ダメージを食らうがすぐにマナが出せるのが特徴。以下、左上から順番にカード名を記載
- 青白:《発展のタリスマン / Talisman of Progress》
- 青黒:《威圧のタリスマン / Talisman of Dominance》
- 黒赤:《耽溺のタリスマン / Talisman of Indulgence》
- 赤緑:《衝動のタリスマン / Talisman of Impulse》
- 緑白:《団結のタリスマン / Talisman of Unity》

- 白黒:《聖列のタリスマン / Talisman of Hierarchy》
- 青赤:《独創のタリスマン / Talisman of Creativity》
- 黒緑:《反発のタリスマン / Talisman of Resilience》
- 赤白:《確信のタリスマン / Talisman of Conviction》
- 緑青:《好奇のタリスマン / Talisman of Curiosity》

《印鑑シリーズ》
ラヴニカ産の2マナアーティファクト。各ギルドに対応した2色のマナが出る。1マナ必要なので少しクセが強い。以下、左上から順番にカード名を記載
- 青白:《アゾリウスの印鑑 / Azorius Signet》
- 青黒:《ディミーアの印鑑 / Dimir Signet》
- 黒赤:《ラクドスの印鑑 / Rakdos Signet》
- 赤緑:《グルールの印鑑 / Gruul Signet》
- 緑白:《セレズニアの印鑑 / Selesnya Signet》

- 白黒:《オルゾフの印鑑 / Orzhov Signet》
- 青赤:《イゼットの印鑑 / Izzet Signet》
- 黒緑:《ゴルガリの印鑑 / Golgari Signet》
- 赤白:《ボロスの印鑑 / Boros Signet》
- 緑青:《シミックの印鑑 / Simic Signet》

《秘儀の印鑑》
あらゆる色マナが出るデメリット無しの印鑑。多色構成なら入れたい1枚

《冷鉄の心臓》
選んだ色マナのみが出る。氷雪なので出るマナは氷雪マナとしても使える

《精神石》
無色マナしか出ないが、困った時の1枚ドローにできるいぶし銀

《友なる石》
相手の土地を参照するマナファクト。たまに欲しい色マナが出ないこともある

《厳かなモノリス》
3マナ出せるがアンタップしない。4マナでアンタップできる効果を持っている。

《虹色のレンズ》
マナフィルターとしても利用可能。多色の場合には採用が検討できる

《思考の器》
手札上限をなくすので、ドローソースが豊富な場合には採用したいファクト

《太陽の宝球》
回数制限ありの5色出るマナファクト。ご利用は計画的に

《星のコンパス》
自分の土地を参照するので、多色地形を出したいところ!

《崩れた墓石》
参照先が墓地の変わったマナファクト。墓地利用系の構成なら◎

3マナ
3マナ圏のマナファクトは、マナを出すだけでなくちょっとしたオマケ効果が付くようなものが多い。デッキによってはシナジーを生み出すものもあるので、厳選したものを採用したい。
《清純のタリスマン》
回復シナジーのあるカードと相性が良いということを忘れないように

《摩滅したパワーストーン》
タップインではあるものの、2マナ出るのはポイントが高い

《玄武岩のモノリス》
アンタップ能力を持っている為、無限マナなどによく使われる。

《ダークスティールの鋳塊》
マナファクトは全体破壊の餌食になりやすいですが破壊不能なら安心!

《統率者の宝球》
生贄で1ドローが付いてる安心設計。タップ効果じゃないところもナイス

《彩色の灯籠》
4~5色デッキなら採用の余地あり!色事故を起こしたくないデッキ構成なら◎

《連合の秘宝》
1個だけ貯めておけるので次のターンに2マナジャンプできる優れもの

《紋章旗》
1~2色の殴り系デッキならオススメの1枚。パワー修正が素敵すぎる

《魔力景の屈折体》
高額カードの能力を借りよう…!ちなみにマナを生み出すのも起動型能力です

《万神殿の祭壇》
色々なオマケがついたファクト。条件付きとはいえ地味にライフ回復は嬉しい

《終わりなき休息の器》
プチ墓地対策付きのファクト。墓地対策を入れるスペースが無いならいいかも?

《マナ晶洞石》
占術付きだから次のドローの質が上がる!灯争大戦なので手に入りやすい

《糸車》
コストは重めだがタップ効果付き。イザという時のタップは強い

《ドラゴンの財宝》
ドラゴンたっぷり構築ならコレ!もれなく1ドローできるようになります

《耕作者の荷馬車》
殴れる荷馬車はコチラ!意外とパワーが高いのでアタッカーとしても優秀

《水晶シリーズ》
イコリア産の3色ファクト。サイクリング付きなので後半でも腐りにくい。3色デッキで色が合うなら採用アリ◎ 以下、左上から順番にカード名を記載
- 赤白黒:《サヴァイの水晶 Savai Crystal》
- 緑青赤:《ケトリアの水晶 Ketria Crystal》
- 白黒緑:《インダサの水晶 Indatha Crystal》
- 青赤白:《ラウグリンの水晶 Raugrin Crystal》
- 黒緑青:《ゼイゴスの水晶 Zagoth Crystal》

《レイモスシリーズ》
生贄に捧げることで一時的にさらにマナを生み出すことができるファクト。単色の一時的なマナブーストにも使えるのでオススメ!以下、左上から順番にカード名を記載
- 白:《レイモスの歯 / Tooth of Ramos》
- 青:《レイモスの眼 / Eye of Ramos》
- 黒:《レイモスの頭蓋骨 / Skull of Ramos》
- 赤:《レイモスの心臓 / Heart of Ramos》
- 緑:《レイモスの角 / Horn of Ramos》

《ロケットシリーズ》
4マナで2ドローに変換できるマナファクト。ドローソースが無い時にどうぞ!以下、左上から順番にカード名を記載
- 青白:《アゾリウスのロケット / Azorius Locket》
- 青黒:《ディミーアのロケット / Dimir Locket》
- 黒赤:《ラクドスのロケット / Rakdos Locket》
- 赤緑:《グルールのロケット / Gruul Locket》
- 緑白:《セレズニアのロケット / Selesnya Locket》

- 白黒:《オルゾフのロケット / Orzhov Locket》
- 青赤:《イゼットのロケット / Izzet Locket》
- 黒緑:《ゴルガリのロケット / Golgari Locket》
- 赤白:《ボロスのロケット / Boros Locket》
- 緑青:《シミックのロケット / Simic Locket》

《魔鍵シリーズ》
クリーチャー化できるので、後半の殴り要員としても運用できる。以下、左上から順番にカード名を記載
- 青白:《アゾリウスの魔鍵 / Azorius Keyrune》
- 青黒:《ディミーアの魔鍵 / Dimir Keyrune》
- 黒赤:《ラクドスの魔鍵 / Rakdos Keyrune》
- 赤緑:《グルールの魔鍵 / Gruul Keyrune》
- 緑白:《セレズニアの魔鍵 / Selesnya Keyrune》

- 白黒:《オルゾフの魔鍵 / Orzhov Keyrune》
- 青赤:《イゼットの魔鍵 / Izzet Keyrune》
- 黒緑:《ゴルガリの魔鍵 / Golgari Keyrune》
- 赤白:《ボロスの魔鍵 / Boros Keyrune》
- 緑青:《シミックの魔鍵 / Simic Keyrune》

4マナ
2~3マナのアーティファクトに比べて4マナ圏はさらに効果が増加している。生み出せるマナは1~2色の場合が多いので、多色デッキよりも単色寄りのデッキが入りやすい印象。
《面晶体の記録庫》
少し重い代わりに、2マナと2ドローできる良いとこどりの1枚

《スランの発電機》
とにかく無色マナが欲しいなら発電機もオススメ。

《火想者の器》
有色の異なる2マナを出せるので、多色構成なら使い勝手が良い

《ニクスの睡蓮》
単色でパーマネントを並べる構成なら入れたいファクト。爆発力もピカ一

5マナ
5マナ圏は、3マナ以上が出せたり、追加効果が派手だったりとより有用なものが多い。ただし複数はあまり採用できないマナ域でもある。
《金粉の水蓮》
少々重いが有色3マナ出せるのでビッグマナに繋げたいならコレ

《ギルドパクトの秘本》
多色呪文たくさんな構成なら採用の価値アリ!5色デッキが組みたくなる

6マナ
6マナ以上は「マナがたくさん出る」「カードが引ける」といった明確なアドが稼げるものが目立つが、他のフィニッシャー呪文も同マナ域に存在してくるので、入れる場合はシナジーなどをしっかりと意識したい。
《夢石の面晶体》
記録庫のさらにマナと内容が増加したカード。イラストがかっこいい

Xマナ
Xの量によって可変するマナファクトはカウンターを使用ことが多いため、増殖などを使って増やしていける利点がある。
《永遠溢れの杯》
注ぎ込むマナの量によって生み出せるマナが決まる。増殖とも相性が良い

《霊体のヤギ角》
X=1で唱えて中盤~後半に増殖させていきたいところ。

土地サーチ
マナファクトを設置するにも土地がまず必要。その土地をサーチして手札に入れたり、直接場に出したりするといった別方面からのアクションもアリ。
《探検の地図》
制限なくどんな土地でも手札に持ってこれる。状況に合わせた土地をサーチ!

《旅人のガラクタ》
探検の地図と比べて直接場に出せるのがポイント。無色ゆえに色も選ばない

《旅行者の護符》
探検の地図の起動コストが減ったver。ただし基本土地のみ!

《魔学コンパス》
起動で土地をサーチできる上、裏返ると「攻撃クリーチャーを無効化」できる

コスト軽減
《大メダル(メダリオン)シリーズ》
複数唱えたい時にはコスト軽減が有効!単色構成にもオススメ。2マナというのも嬉しい低コスト。以下、左上から順番にカード名を記載
- 白:《真珠の大メダル / Pearl Medallion》
- 青:《サファイアの大メダル / Sapphire Medallion》
- 黒:《黒玉の大メダル / Jet Medallion》
- 赤:《ルビーの大メダル / Ruby Medallion》
- 緑:《エメラルドの大メダル / Emerald Medallion》

《碑シリーズ》
クリーチャー呪文限定でコストを軽減。オマケ効果もけっこう強い。以下、左上から順番にカード名を記載
- 白:《オケチラの碑 / Oketra’s Monument》
- 青:《ケフネトの碑 / Kefnet’s Monument》
- 黒:《バントゥの碑 / Bontu’s Monument》
- 赤:《ハゾレトの碑 / Hazoret’s Monument》
- 緑:《ロナスの碑 / Rhonas’s Monument》

《覚醒の兜》
全ての呪文のコストが1少なくなる。が、相手も恩恵を受けるので注意

《不滅の太陽》
色々な恩恵を自分だけにもたらしてくれるファクト。少し重いのが難点

《ウルザの保育器》
クリーチャータイプを統一しているならコレ!2マナ軽減は強すぎる…!

《雲の鍵》
選んだタイプのみコストが軽減される便利な1枚。

追加マナ
土地から追加のマナを生み出すこともマナ加速の1つ。別アプローチでビッグマナに繋げたい。
《超次元レンズ》
単色デッキでオススメの1枚。基本土地多めならソレが単純に倍マナ出ます

《魔力の篭手》
選んだ基本土地から追加1マナ出るが、相手も影響を受けるのでご注意を!

《かごの中の太陽》
魔力の篭手が1マナ重くなると自分だけ恩恵を受けられる様になりました!

まとめ

序盤のマナ加速から中盤の呪文連打やビッグアクションなどなど、マナをより多く出せることは有利な場を作るコトと同じ!
デッキに合ったファクトを採用できるかどうかで、動きが変わってくるので、今回ご紹介した中から、デッキにマッチしたカードが見つかれば幸いです。
[EDH TURN] はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。(c)Wizards of the Coast LLC.