みなさんは普段、統率者(EDH)のデッキをどのくらいのレベルで組んでいますか?
レベルって何ぞ…?という方のために説明すると、ここでの「レベル」とは、マジック・ザ・ギャザリング公式が発表しているデッキパワーの目安のことです。
”レベル5-6:統率者にあったカードや強力なカードを組み合わせたコンボなど、明確な勝利を目指しはじめたデッキがこの辺り。”
普段、当サイトでご紹介しているのがこのレベル5-6帯です。
レベル7-8の「希少なカード=最適化された高額なカード」に比べ、レベル5-6では総合的に見て性能が見劣りするカードを採用でき、基本的には懐にも優しい価格のカードでデッキをまとめることも出来る、と考えています。
ただ、デッキレベルについては誰もがすぐに判別することは難しく、公式で発表されているデッキパワーレベルの目安についても曖昧な点が多く、未だ議論を呼ぶ内容となっています。
ですので「EDH TURNではこのくらいなんだな」程度に思って頂ければ幸いです。
前置きが長くなってしまいましたが今回の記事では、私が実際に使ってみて「そこそこ強い統率者」だった4つのカードをご紹介したいと思います。
MTGプレイヤーの多くが、無尽蔵にお金があるわけじゃないと思うので「強力だけどそこまでお金はかけたくない」と考える方向けにオススメです。
※注意:もちろん、組み合わせるカードによって「そこそこ」じゃない強さになりますので予めご了承下さい。対戦する際、相手3人がまとめて敗北するのではなく、順番にプレイヤーが脱落していくようなゲームを想定した統率者を選びました。主に戦闘ダメージによる勝利、統率者ダメージによる勝利です。
のたうつ嵐、ザイリス
[ 固有色:緑・青・赤 ]
相手が過剰ドローすることでトークンが生成される効果と、自身が戦闘ダメージを与えることで、ダメージ分のドローを双方ができる効果を持っています。
相手にアドバンテージを与えてしまうため、一見して「あまり強くないのでは?」と見られがちですが、相手にドローさせることで事故を起こしている相手を助けて恩を売ったり、協力者を募るための交渉材料、ゲームを決めそうな方を妨害するための対処カードを相手にも引かせる、などヘイトコントロールをしやすい統率者です。
自力でドローできる効果があるため、ザイリスまで辿り着ければ、ハンドの補充は容易です。
また、1/1トークンを大量に並べていけるため、戦闘ダメージによる勝利を目指しやすいのも魅力の一つです。
固有色が緑・青・赤で、青の打ち消し呪文を採用できる点も良く、全体除去などをカウンターできるのが強みです。
オススメのシナジーカード
《ジェイスの文書管理人》
《秘儀の否定》
《不吉な海》
《テフェリーの細工箱》
艦長シッセイ
[ 固有色:緑・白 ]
能力は至ってシンプルで、ライブラリーから伝説のカードを1枚手札に加えることができます。
カードタイプに「伝説」と付くものならば何でもOKで、伝説のクリーチャー、伝説のソーサリー・伝説の土地などなど、全ての種類に「伝説」が存在します。これによって採用できるカードのプールが非常に広いのが魅力的な統率者です。
その場の状況に応じたカードを探せるのが強みで、ヘイトの高いプレイヤーへの妨害から、防御を固めたり、戦闘に強いクリーチャーをサーチするなど様々な動きをすることができます。
伝説の土地をサーチして土地を伸ばすなんて使い方もできます。
伝説のカードは新セットが発売される毎に追加されていくため、今後も改良が期待できる息の長い統率者と言えます。
オススメのシナジーカード
鋼の魂、ワイレス
[ 固有色:赤・白 ]
装備品・オーラで、統率者のワイレスをひたすら強化して攻撃!一撃を極めていく統率者です。
見た目以上にドロー効果による恩恵があり、手札を割と潤沢にしておけるため、後続展開なども容易です。ワイレスが入っている2200円の統率者デッキをベースに組めば、かなり安上がりに仕上げられます。
装備コストが重い《アージェンタムの鎧》や《巨像の鎚》なども、装備コストを無視する《ブルーノー・バトルハンマー》を利用して付ければすぐに“怪物”の完成です。
また、装備品と言えば《石鍛冶の神秘家》ですが、もしなくても《石切りの巨人》で代用が可能です。統率者ダメージ21点を狙う、一撃必殺が大好きな方にオススメしたい統率者です。
オススメのシナジーカード
無双の古きもの、クラウス
[ 固有色:赤・緑 ]
攻撃しているクリーチャーの「パワー合計値のマナ」を生み出せる大味な効果を持っており、速攻を持っているため出したターンから動けるのが特徴的な統率者です。
ただし生み出したマナは呪文コストにのみ使用可能で、起動型能力などには使えません。
1体でその存在感を示す「強さの象徴でもあるドラゴン」は、統率者同様にコストが高いものばかりです。しかしクラウスの効果によって莫大なマナを加えることができれば、後続のドラゴンの展開も容易になります。
強くて大きなクリーチャーをバシバシと戦場へ叩きつけたい!というドラゴン大好きボーイ&ガールにオススメの統率者です。
オススメのシナジーカード
《ドラゴンの女王、ラスリス》
《サルカンの凱旋》
《龍の大嵐》
《太陽鳥の祈祷》
まとめ
デッキレベルの合った対戦が一番楽しいですが、各人の意識の差はどうしても出てしまうもの。いつも遊ぶ仲間がいるのなら「追加ターンは禁止」「2枚コンボは禁止」など、特定の縛りを入れてみるのも良いかもしれません。
なんにせよ「対戦する4人が楽しめるかどうか」が一番大切なことですので、デッキ構築の際はそういった点についても気をつけてみたいところですね。
相手に失礼過ぎないコミュニケーションを大切に
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