もう既に『イニストラード:真夜中の狩り』のプレビューが始まっていますが、まだ紹介したい統率者がいます…!
フォーゴトン・レルム探訪に収録された《 不死のプリンス、オルクス 》です!
オルクスは、ダンジョンズ&ドラゴンズに登場するデーモンロードで「アンデッドの王」としても知られているようです。彼が持つ「全体マイナス修正」「リアニメイト」はどちらも死に関する能力で、まさに彼を表した効果と言えそうですね。
今回は《 不死のプリンス、オルクス 》を統率者に据え、相性の良いカードをご紹介していきたいと思います!
※尚、紹介するカードは初心者でも手に入り安い安価なモノがメインとなっています。しかし一部お高いものも混ざってますので予めご了承ください
《統率者》不死のプリンス、オルクス
X②黒赤
不死のプリンス、オルクス / Orcus, Prince of Undeath
伝説のクリーチャー – デーモン
飛行、トランプル
不死のプリンス、オルクスが戦場に出たとき、以下から1つを選ぶ。
・ターン終了時まで、これ以外の各クリーチャーはそれぞれ-X/-Xの修整を受ける。あなたはX点のライフを失う。
・マナ総量の合計がX以下にになるように、あなたの墓地にあるクリーチャー・カード最大X枚を対象とする。それらを戦場に戻す。ターン終了時まで、それらは速攻を得る。
5/3
収録セット:フォーゴトン・レルム探訪
レアリティ:レア
統率者の分析
オルクスには場に出た際に2つのうちどちらかの効果を誘発させることができます。それでは1つずつ見ていきましょう。
・ターン終了時まで、これ以外の各クリーチャーはそれぞれ-X/-Xの修整を受ける。あなたはX点のライフを失う。
1つ目は“オルクス以外”の各クリーチャーに-X/-X修正する効果です。このXはオルクスを唱えた際に支払ったXの数を参照します。無色4マナ支払ったのなら、全体に-4/-4修正です。
マイナス修正は、破壊不能のクリーチャーを処理することもできて便利です。
盤面を一気に壊滅させることが可能で、統率領域から全体除去をチラつかせられるのが強みです。ただX点分のライフを支払う必要があるため、残りライフに注意です。
・マナ総量の合計がX以下にになるように、あなたの墓地にあるクリーチャー・カード最大X枚を対象とする。それらを戦場に戻す。ターン終了時まで、それらは速攻を得る。
2つ目はリアニメイトです。リアニメイトとは、墓地からクリーチャーを直接場に出すコトの俗称です。こちらもオルクスを唱えた際に支払ったXを参照します。低コストを複数戻すか、デカいのを1体戻すかの選択肢となりそうです。対象に取れるのはX体までという点も気をつけたいです。
ただしこちらは1つ目と違い、ライフを支払う必要はありません。また、リアニメイトした各クリーチャーは速攻を持つため、奇襲的な動きをすることも可能です。
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どちらの効果も、序盤からオルクスを出してどうこうするようなものではなく、中長期戦を見据えた効果といえます。(要求されるマナも多く序盤からは唱えられない)
そのため序盤はヘイトを買うことが少なく、むしろ『盤面にたくさん展開してきたら流しますよ?』と裁定者ポジションに着けるかもしれません。
オルクスを唱える際はマナが大量に必要となるため、マナアーティファクトや、マナ加速などはたっぷりと入れておきたいところです。もちろんそれらマナ加速は、リアニメイトするクリーチャーをそのまま唱えるためにも役立ちます。