今回は斡旋屋のボス《 契約紡ぎ、ファルコ・スパーラ (けいやくつむぎふぁるこすぱーら) 》を統率者にしたデッキを紹介していきたいと思います!
ファルコは斡旋屋の首領。ニューカペナの創設時に定命からデーモンへと昇華したと言われている。苛烈でしかも厳格な性格をしており、約束を破った部下は高層ビルの窓から突き落とすなど、絶対に逆らいたくないボスです。怖いよぉ。
とはいえ他4つの一家も含めて、庇護を必要とするものたちからは絶大な信頼を寄せられています。斡旋屋はニューカペナになくてはならない存在なのです。
ということで今回は《 契約紡ぎ、ファルコ・スパーラ 》を統率者をサンプルリストとともに相性の良いカードをご紹介していきたいと思います!
※尚、紹介するカードは初心者でも手に入り安い安価なモノがメインとなっています。しかし一部お高いものも混ざってますので予めご了承ください
契約紡ぎ、ファルコ・スパーラ について
①(緑)(白)(青)
契約紡ぎ、ファルコ・スパーラ / Falco Spara, Pactweaver
伝説のクリーチャー – 鳥・デーモン
契約紡ぎ、ファルコ・スパーラは盾カウンター1個が置かれた状態で戦場に出る。
あなたはいつでもあなたのライブラリーの一番上にあるカード1枚を見てもよい。
他のコストの支払いに加えてあなたがコントロールしているクリーチャー1体の上からカウンター1個を取り除くことで、あなたはあなたのライブラリーの一番上から呪文1つを唱えてもよい。
3/3
収録セット:ニューカペナの街角
レアリティ:神話レア
ファルコの特徴はー
カウンターを使ってライブラリーの一番上のカードを唱えるまくる!+1/+1カウンターでも-1/-1カウンターでもカウンターなら何でもOK。実質ライブラリーが手札。
カウンターなら何でもOKな点がポイント!自分の盾カウンターも使うことが出来る。ただし土地はプレイできない点には注意したい
サンプルデッキリスト
ファルコの「ライブラリーの一番上の呪文を唱えられる」効果をバリバリ使っていきたいぞ!ということで今回のデッキリストは以下
【デッキ内キーワード】+1/+1カウンター / 占術 / シャッフル / ドロー / 進化 / 順応 / 増殖 / 謀議 / 団結 / フェッチランド
統率者(1)
契約紡ぎ、ファルコ・スパーラ
クリーチャー(32)
貴族の教主
極楽鳥
実験体
雲ヒレの猛禽
献身のドルイド
培養ドルイド
獅子の飾緒
帳簿裂き
円環の賢者
かき鳴らし鳥
とぐろ巻きの巫女
光輝王の野心家
秋の占い師
ファーティリド
マナ喰らいのハイドラ
秋の騎士
クルフィックスの狩猟者
西の樹の木霊
見張るもの、ヴェイガ
ラムホルトの勇者
練達の生術師
浄化のドルイド
エレンドラ谷の大魔道師
忘れられた古霊
豊潤の声、シャライ
ムル・ダヤの巫女
秋の君主、レノール
カロニアのハイドラ
伝承の語り部、チュレイン
深輝エイ
東の樹の木霊
クローサの心胆、カマール
インスタント(10)
剣を鋤に
流刑への道
俗世の教示者
悟りの教示者
断れない提案
有毒の蘇生
秘儀の否定
むかしむかし
テフェリーの防御
召喚の調べ
ソーサリー(7)
ギタクシア派の調査
自然の知識
三顧の礼
遥か見
遺棄の風
緑の太陽の頂点
破滅の終焉
エンチャント(8)
楽園の拡散
硬化した鱗
踏査
謎の石の儀式
八百長試合
枝分かれの進化
熊の陰影
ミラーリの目覚め
アーティファクト(9)
水蓮の花びら
太陽の指輪
秘儀の印鑑
エメラルドの大メダル
写本裁断機
師範の占い独楽
稲妻のすね当て
水晶球
工作員の道具箱
プレインズウォーカー(1)
野生語りのガラク
土地(32)
統率の塔
スパーラの本部
回復の温泉
雲海
豪勢な大通り
神聖なる泉
寺院の庭
繁殖池
内陸の湾港
陽花弁の木立ち
氷河の城砦
夢根の滝
草茂る農地
さびれた浜
溢れかえる岸辺
霧深い雨林
吹きさらしの荒野
虹色の眺望
植物の聖域
ヤヴィマヤの沿岸
成長の揺り篭、ヤヴィマヤ
耐え抜くもの、母性樹
ドライアドの東屋
ヴァントレス城
聖遺の塔
タイライトの聖域
森(3)
島
平地(2)
ファルコの「ライブラリーの一番上の呪文を唱えられる」効果を使ってライブラリーから呪文を唱えまくるデッキです。唱えるためには「呪文1つにつきカウンターが1つ」必要になるため、+1/+1カウンターが置かれていくクリーチャーを多めに採用しています。
またライブラリーの一番上が土地だと止まってしまうため、占術やドロー、切削やサーチでシャッフルといった方法を用いてリフレッシュしていきます。無限コンボなども容易に仕込むことができるので調整次第ではかなりハイレベルなデッキにもなります。※このデッキには無限コンボは仕込まれていません
※あくまでもサンプルデッキとして参考にしてみてください。統率者レベルは5-6くらいを想定しています。他にも入る余地のあるカードはたくさんあります。一緒に遊ぶ方々とのレベルに合わせて強いカードを入れたりして調整してもらえれば幸いです。
カウンターを戦場に用意する
ファルコの能力「ライブラリーの一番上の呪文を唱える」ためのコストには、カウンターが必要です。当然呪文のマナも支払う必要があるため、なるべくマナをかけずにカウンターを用意したいです。そういった理由から勝手にカウンターが置かれていくようなものを採用してみました。
《 雲ヒレの猛禽 》は “進化” を持ったクリーチャーです。他のクリーチャーの着地で進化が誘発し+1/+1カウンターが置かれていきます。進化の誘発条件は「パワーかタフネスが大きいこと」なので、猛禽の0/1ならほぼ1回は必ず進化が誘発すると言っても過言ではありませんね。それ以降もファルコで取り除いていけば何度も置いていけちゃいます。青1マナと軽いのもナイスです。
次に《 献身のドルイド 》。これは自身をアンタップするために-1/-1カウンターを置きます。デメリットであるこのカウンターもファルコで取り除けるため、状況によっては緑マナを出し続けることが可能です。《 師範の占い独楽 》があれば無限ドローです。
《 ラムホルトの勇者 》はクリーチャーが戦場に出るごとに+1/+1カウンターを置くことができます。特に制限なく置かれていくのが魅力ポイント高しです。もう一つの効果「これより低いパワーを持つクリーチャーではブロックできない」は、相手のライフをブロッカーに邪魔されず攻め立てていくことができます。
《 マナ喰らいのハイドラ 》《 忘れられた古霊 》は呪文を唱えれば唱えるほど勝手に成長していきます。ハイドラはトランプル、古霊はカウンターを移動させて他のクリーチャーを強化したりなどもできます。大量のカウンターを用意すると共に、戦闘ダメージを稼いでくれる重要な中堅達です。
《 獅子の飾緒 》は、墓地対策しながら+1/+1カウンターを稼げる装備品です。+1/+1カウンターを置ける条件が “パーマネント”で範囲が広いのも嬉しいですね。飛行クリーチャーに装備させて打点アップも見込める地味ながらしっかりとした働きをしてくれる優秀な1枚です。
デッキトップの土地を何とかする
ファルコでライブラリーの一番上から唱えていく時の最大の障害が「土地」です。ファルコは土地をプレイできないため、+1/+1カウンターやマナがどれだけあってもそこで動きストップしてしまいます。そこで《 秋の占い師 》や《 ムル・ダヤの巫女 》で土地をプレイしていったり《 伝承の語り部、チュレイン 》でカードを引いてどかしていきます。チュレインならそのまま土地もプレイできてお得です。
クリーチャーだけでなく、《 写本裁断機 》でトップの不要なカードを切削したり、《 水晶球 》でライブラリーの一番下へ送ったり、《 師範の占い独楽 》でライブラリーを操作してファルコでは処理できない土地をさばいて、リフレッシュしていきます。
《 三顧の礼 》のように土地をライブラリーから場に出す呪文や効果、《 霧深い雨林 》といったフェッチランドを使えば、ライブラリーをシャッフルさせ、ライブラリーの一番上をリフレッシュできます。《 俗世の教示者 》であれば、ライブラリーの一番上に好きなクリーチャー・カードを置くことができるため、ファルコでそれをすぐ唱えることもできとても相性が良いのです。
デッキ内のドローソース
基本的にはファルコでライブラリーの一番上を唱えていくため、今回のサンプルリストではドローソースは少なめにしてあります。《 帳簿裂き 》や《 秋の君主、レノール 》なら+1/+1カウンターを配置しながらドローが進むため、コンセプトシナジーを保ちながら進めることができます。《 見張るもの、ヴェイガ 》は手札以外から呪文を唱えるとドローができるのでファルコと相性抜群です。
ドローソースが足りないよ!という方は《 獣に囁く者 》や《 守護者計画 》《 巫師の天啓 》など追加で入れてみるのもオススメです。(クリーチャー多めなのでこれらをピックアップしました)
このデッキの勝ち筋
戦闘ダメージによる勝利を目指す
このデッキレシピは基本的に” 戦闘ダメージによる勝利 “を目指していきます。
展開していくクリーチャーたちには、《 練達の生術師 》をはじめ+1/+1カウンターをたくさん置くギミックを仕込んでありますので、各クリーチャーが気付けばとんでもサイズになっていきます。それらを《 カロニアのハイドラ 》や《 深輝エイ 》の効果で、各種カウンターを2倍にしてさらにサイズアップして、一気にライフを削るのみです。
《 クローサの心胆、カマール 》は、各クリーチャーのパワータフネスの底上げが可能で、高打点が見込めます。※《孔蹄のビヒモス》を使うともっと簡単に打点を引き上げて勝ちを拾えますが、このデッキではあえて使っていません。お好みで仕込んでみてください。
コンボ紹介
無限ドローでライブラリーがほんとに手札に
ファルコが居る状態で《 献身のドルイド 》と《 師範の占い独楽 》を揃えると無限ドローが完成します。
1. 独楽でドローする
2. 独楽を一番上に置く
3. ドルイドでマナを出す
4. ドルイドに-カウンターを置きアンタップ
5. ドルイドのカウンターをファルコで取り除きライブラリーの一番上にある独楽を唱える
6. 以下1に戻ってループ
上記のコンボでライブラリーのカードを引き切ることが可能です。その後以下の方法で勝つことも可能です。
《 思考停止 》を唱えれば、何度も独楽を唱えているためストームがたくさん誘発します。各対戦相手のライブラリーを大量切削してライブラリーアウトによる勝利方法です。※ただしコレはライブラリー修復能力を持ったエルドラージなどが居ると失敗に終わります。
《 研究室の偏執狂 》なら、ライブラリーを引ききって特殊勝利ができます。《 思考停止 》と違い、ライブラリー修復に左右されないのは良いポイントです。
《 タッサの神託者 》も特殊勝利ができるカードです。ライブラリーが青信心以下である場合、特殊勝利ができますが、インスタントでドローさせられたり、《 もみ消し 》や《 物語の終わり 》で能力自体を打ち消されたりすると悲しい結末になります。
※今回ご紹介したデッキリストにはどれも採用していません。
《 東の樹の木霊 》が場に居れば、独楽を唱え直して戦場に出るたびに、手札から土地も場に出していけます。ライブラリーを少しだけ残して土地をたっぷり場に出せば、その土地のマナを使って引いた他のカードをさらに展開し、場をパーマネントで埋め尽くすことができます。
まとめ
今回の記事では、《 契約紡ぎ、ファルコ・スパーラ 》のサンプルリスト、および具体的なカードの解説をしてきました。
実際にファルコの効果でライブラリーからどしどし唱えていく感覚はさながら《 ボーラスの城塞 》のようで、軽く脳汁が溢れます。(城塞は言い過ぎかもしれない)
デッキの調整次第では、かなりハイレベルなデッキに仕上げられるじゃあないでしょうか。気になる方はぜひファルコで統率者を組んでみてくださいね!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
先日、海外通販でファルコの箔押しを安く見つけたことから急遽デッキを組むことにしたのですが、ファルコさんむっちゃ楽しいです。
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