『統率者2021』では、各大学カラーの統率者デッキが5種類発売されました。
その中の一つ「ウィザーブルームの魔術」は、ライフ回復をテーマにした構築済みデッキ。
ライフ回復といえばおなじみ《薄暮薔薇の棘、ヴィト》ですが、その構築をそのまま使えそうな伝説のクリーチャーがこの「ウィザーブルームの魔術」デッキに収録されています。
それが今回ご紹介する《暗影の召喚士、ティヴァシュ》です。得たライフでデーモンを召喚できる能力が最高にクールですヨ!
彼はウィザーブルーム大学の教授で、闇の軍勢=デーモンを操る術に長けています。邪術師というカードタイプから悪いやつっぽいイメージがありますが・・・彼はこのような主張をしています。
「力の善悪はその使い方次第だ」と。
くぅぅう!ティヴァシュ教授、かっこいいお方だぜ・・・!!めちゃ頼りになる人の言葉じゃないか…!(ちなみに私の脳内ではCV:大塚芳忠さんで再生されています)
ということで今回は《暗影の召喚士、ティヴァシュ》を統率者にした際、相性の良いカードをカードタイプ別にご紹介していきたいと思います!
※尚、紹介するカードは初心者でも手に入り安い安価なモノがメインとなっています。しかし一部少々お高いものも混ざってますので予めご了承ください
《統率者》暗影の召喚士、ティヴァシュ
④黒
暗影の召喚士、ティヴァシュ / Tivash, Gloom Summoner
伝説のクリーチャー – 人間・邪術師
絆魂
あなたの終了ステップの開始時に、このターンにあなたがライフを得ていた場合、あなたは「X点のライフを支払い、飛行を持つ黒のX/Xのデーモン・クリーチャー・トークン1体を生成する。Xは、このターンにあなたが得たライフの点数に等しい。」を選んでもよい。
4/4
収録セット:統率者2021『ウィザーブルームの魔術』
レアリティ:レア
統率者の特徴
獲得したライフを糧にデーモンを召喚!
- ライフを得てれば自ターンエンド時に誘発
- 回復分のライフ支払いでデーモンを生成
- 支払い分のパワータフネス+飛行を持つ
- 本人が絆魂を持っていて自己完結している
能力は至ってシンプルで、このターン得たライフの合計値分のパワータフネスを持つ飛行デーモンを生成。代価として得たライフはなくなるものの、差し引きで考えればマイナスにはなっていないので問題無し。
自身で絆魂を持っていてライフを得る機会が作れるため、自己完結した能力と言えますネ!
また、本人が殴らずとも「回復していれば」誘発する効果のため、その他の方法でライフを得ていけば危険をおかさずにデーモン軍団を築き上げていくことができちゃいます。
もう1点嬉しいポイントとしては、シングルシンボルであるということ。色拘束が薄く、無色マナファクト連打でもキャストしやすいのが素晴らしいですね。
統率者の固有色は黒のみなので、2色以上のマナを生む特殊地形が必要なし。そのため基本土地多めでデッキを組めるのも嬉しいです!
【デッキ構築キーワード】ライフ回復 / 絆魂 / デーモン / 人間 / トークン
サンプルデッキリスト
ティヴァシュの能力誘発を目的とした「ライフ回復」をテーマにしたデッキリストです。なるべく懐に優しい安価なカードを選んであります。初めて統率者戦を始める方にもオススメの「デーモンが並べられる回復デッキ」です。
統率者(1)
暗影の召喚士、ティヴァシュ
クリーチャー(23)
ブラッド・ペット
グリセルブランドの信奉者
薄暮薔薇の棘、ヴィト
忘却の虚僧
ロークスワインの元首、アヤーラ
血魔道の集会
銀打ちのグール
吸血鬼の夜鷲
疫病造り師
夜鷲のあさり屋
ボーラスの信奉者
墓所の怪異
撲滅する戦乙女
悪ふざけの名人、ランクル
スランの医師、ヨーグモス
黄昏の預言者
カタカタ橋のトロール
Witch of the Moors
アスフォデルの灰色商人
さまようアルカイック
害悪の機械巨人
ヨーグモスの息子、ケリク
血の取引者、ヴィリス
インスタント(9)
暗黒の儀式
村の儀式
塵へのしがみつき
マラキールの再誕
喉首狙い
無情な行動
陰謀団の儀式
突然の俗化
悪意の熟達
ソーサリー(9)
沸き立つ汚泥
大群への給餌
不気味な教示者
毒の濁流
骨読み
魔性の教示者
血の税収
雪上の血痕
禍々しい協定
エンチャント(2)
苦悶の泉
動く死体
アーティファクト(21)
魔女の大釜
微風のブーツ
太陽の指輪
悪魔の角
願い爪のタリスマン
黒玉の大メダル
稲妻のすね当て
精神石
秘儀の印鑑
思考の器
炭色のダイアモンド
精神迷わせの秘本
ロクソドンの戦槌
バントゥの碑
清純のタリスマン
エレボスの鞭
霊気貯蔵器
失われし夢の井戸
星界の霊薬
ナザーンの槌
ヴェンセールの日誌
ボーラスの城塞
プレインズウォーカー(2)
ソリン・マルコフ
オニキス教授
土地(33)
光輝の泉
作戦室
ならず者の道
廃墟の地
嘆きの井戸、未練
ロークスワイン城
聖遺の塔
陰謀団の要塞
冠雪の沼 (25)
ピックアップカード
ティヴァシュの能力誘発を狙うため「ライフ回復」をテーマにしたカードをピックアップ!デッキ構築の参考にどうぞ
クリーチャー
薄暮薔薇の棘、ヴィト
ライフ回復が凶悪な効果に変貌!回復ついでに相手のライフルーズを狙える。また全体絆魂付与は飛行デーモントークンとも相性ヨシ
ロークスワインの元首、アヤーラ
出る時も出てからも仕事をこなす出来る女。デーモントークンでもドレイン誘発をし、カードを引く能力も内蔵していて頼れる1枚
ボーラスの信奉者
ティヴァシュが居ればデーモントークンを生贄に捧げてパワー分のドローをし、エンド時に同サイズのトークンが出てくるムーブが強い
撲滅する戦乙女
絆魂でライフ回復が狙える上、誇示の生贄コストもデーモントークンを利用すればOK!あとなんといっても強そうな見た目がヨシです
Witch of the Moors
ライフ回復条件達成で、自身のエンド時「相手にクリーチャー生贄」「墓地回収効果」。サクり台と合わせて毎ターン何かをかましたい
害悪の機械巨人
破壊+ライフ回復+威迫持ちの殴れる生物、こんなに相性の良いカードがありますか?!ここにあります!マスターピース版も素敵
グリセルブランドの信奉者
サクり台かつライフ回復を狙えるのが偉い。除去られそうな生物や《夜の星、黒瘴》など死亡で誘発する能力とは相性が良い
グール呼びのギサ
ティヴァシュのデーモントークンを割ってゾンビにしたり《銀打ちのグール》といった戦場に戻せる生物を使うことでゾンビ軍団完成!
インスタント・ソーサリー
血の税収
統率者戦なら対戦相手は3人!3点ずつ吸って9点回復。そしてティヴァシュの効果で9/9飛行デーモンが爆誕。
塵へのしがみつき
墓地対策ならコレ!1度に1枚しか追放できないものの脱出があるため何度か使えることとライフ回復はティヴァシュと相性ヨシ
沸き立つ汚泥
エンド時まで沼タップで追加の沼が出るようになるマナブーストが期待できるカード!《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》で全て沼化するのも◎
マラキールの再誕
// マラキールのぬかるみ
ティヴァシュは除去耐性がないため破壊されやすい。そんな彼を守る手段としてはコレがおすすめ。最悪土地として使えるのも良い
エンチャント
苦悶の泉
ライフを支払ってデーモンを生成するティヴァシュと相性◎ファイレクシアマナなどのライフを支払うカードとも相性が良いのでオススメ
血なまぐさい結合
《薄暮薔薇の棘、ヴィト》と同様の効果を持っていてこちらはエンチャントなので対処されずらいのがポイント!回復が楽しくなるぞ
極上の血
ヴィトや《血なまぐさい結合》との2枚コンボが成立!無限ドレインループに入るので一瞬にして勝利できてしまうのです。
アーティファクト
ヴェンセールの日誌
《ネクロポーテンス》と合わせて失ったライフを取り戻す!さらに手札上限がなくなるので捨てずに済むのも◎巨大デーモンを生み出したい
霊気貯蔵器
これの回復量を甘くみない方が良い。低コスト連打で一気にライフは回復するし《ボーラスの城塞》と合わせればいくとこまでイク
星界の霊薬
効果誘発は終了ステップなので出したターンから使えるのが素敵。ライフがある時はドロー。苦しい時はライフ回復と実に丸い効果
精神迷わせの秘本
最低でも占術4回+4点回復が出来る点でこのカードの強さが見えてくるハズ!最後の回復もティヴァシュとは相性良し!潤滑油にどうぞ
プレインズウォーカー
オニキス教授
魔技誘発で2点ドレイン!魔技を活かすならスペル多めが良いが、手札を増やすプラス効果や、除去のマイナス効果は地味だが使い勝手◎
ソリン・マルコフ
ライフを10点にする効果がとにかく愉快。運良く戦場に残ればプラスの2点ドレイン効果⇒次ターンにまた10点にする効果を誰かに放てる
土地
陰謀団の要塞
参照するのは基本沼のみ!コレと沼4枚がある状態でより多くのマナを生むことができるようになっていく。アンタップインなのも◎
嘆きの井戸、未練
起動は少々重いものの生贄に捧げた生物のタフネス分を回復することが出来る。《高級市場》はタップのみで1点回復。お好みでどうぞ
光輝の泉
場に出て2点回復のみ!だがティヴァシュを唱えるターンにセットできればエンド時にデーモントークン生成の誘発が起こるせるのが良い!
シナジーが効いてる!強い組み合わせ
このカードの組み合わせがむちゃ強い!統率者戦でキマればヘイトがぶち上がること間違いナシなシナジー抜群のカードたちをご紹介
ヴェンセールの日誌 + ネクロポーテンス
たっぷり引いてたっぷり回復。手札もそのまま
《ヴェンセールの日誌》があれば手札上限がなくなるため、《ネクロポーテンス》で引いたカードを7枚になるまで捨てることがなくなる。
さらにリソースとして支払ったライフも次のアップキープを迎えれば、《ヴェンセールの日誌》の効果で大量に引いたカード分のライフを回復するといった組み合わせ。
苦悶の泉 + ヨーグモスの息子、ケリク
支払ったマナ・ライフは除去効果に変換!!
《苦悶の泉》は、支払ったライフに等しい血液カウンターを置く効果と、①黒と血液カウンター4つを取り除くことでクリーチャーを破壊する効果を持っている。
《ヨーグモスの息子、ケリク》は黒マナを全てファイレクシアマナとして支払えるようになる。黒=2ライフで支払えるので、支払ったライフ分、血液カウンターを載せていける。
このファイレクシアマナ方式の支払い方法は呪文を唱える時だけでなく、《苦悶の泉》のような起動型能力に黒マナを必要とするものでも適用される。(当然その支払いによっても血液カウンターが乗る)
《暗影の召喚士、ティヴァシュ》のデーモントークン生成時も、ライフを支払って生成するため相性が良い。
Witch of the Moors + グリセルブランドの信奉者
魔女パワーで生物をぐるぐる使い倒す!!
《Witch of the Moors》は、自身のターン内で1点以上ライフを得ていれば誘発する効果を持っていて「各対戦相手はクリーチャーを1体生贄に捧げる」「あなたはあなたの墓地からクリーチャーカードを最大1枚手札に戻す」といった2つの効果を持っています。
そして《グリセルブランドの信奉者》は生贄に捧げたクリーチャーのタフネスに等しいライフを得る効果を持っているため、この2つが揃えば毎ターン「生贄」⇒「回収」ができるといったミニコンボなのです。
《疫病造り師》を使い回せば、毎ターン2体生贄or手札捨てを要求。《夜の星、黒瘴》なら毎ターン5点ずつドレインができちゃいますね。
グール呼びのギサ + ロークスワインの元首、アヤーラ
ゾンビ作って命を吸い取る!黒系女子達の恐ろしさ
《グール呼びのギサ》は、他のクリーチャー1体を生贄に捧げることで、そのクリーチャーのパワー分の数のゾンビを生成する効果を持っています。
並びに《ロークスワインの元首、アヤーラ》は、自身と他の黒のクリーチャーが戦場に出た際に各対戦相手から1点ずつライフを失わせ1点回復する効果があります。
二人を合わせることで、生成し戦場に出たゾンビの数分ライフドレインしていけるといったミニコンボです。
生贄に捧げるクリーチャーは、ティヴァシュの効果で作り出したパワーの高いデーモンにすれば、以降はゾロゾロとゾンビを作り出すことが出来るわけです。
またこのコンボは、ライフドレインによってライフを得ていくため、ティヴァシュの効果が誘発し生贄元となるデーモンを安定して供給していくことが出来ます。
ボーラスの城塞 + 師範の占い独楽
《ボーラスの城塞》(※以降「城塞」と呼ぶ)はデッキトップのカードをマナではなく、ライフで支払い唱えることができます。
これと《師範の占い独楽》(※以降「コマ」と呼ぶ)を合わせることで、デッキをガリガリと掘り進めていくことができちゃうわけです。
- コマの起動型能力を使いカードを1枚引き自身をデッキトップへ置く
- デッキトップのコマを城塞の効果で唱える
- 1に戻り同じことを繰り返す
これを繰り返すことでデッキを掘り進めていけます。(ただし1回ループするごとに1点ずつライフが削れていく)
途中で《霊気貯蔵器》がデッキトップに現れればほぼ勝利です。《霊気貯蔵器》はターン中のこれ以前に唱えられた呪文の総数もカウントするため、先程のコマを唱えるループを続けると一気にライフを回復していきます。
ライフが溜まったところで50点ダメージを相手に放てばゲームエンド。という具合です。
まとめ
回復したライフを強力なデーモンに変換していく脳筋教授ティヴァシュ先生。
《薄暮薔薇の棘、ヴィト》とは攻め方の変わる「回復ビートデッキ」は、戦闘ダメージを積み重ねるのが好き!という方にはオススメの統率者です。
ちなみに黒はライフをリソースとすることで何でも出来る色です。
優秀なクリーチャー・除去・サーチがまだまだたくさんあり、拡張性が高いのも黒の魅力なのです。統率者デビューもしくは黒デッキデビューは、ぜひ《暗影の召喚士、ティヴァシュ》をどうぞ!
ライフの回復が極まれば2桁パワータフネスのデーモン生成も夢じゃないかも?!
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