みなさんはヒュージ・リーダーズというフォーマットをご存知でしょうか?少し前の私は知りませんでした。こんな高コストカードを叩きつけ合う最高に素敵なフォーマットがあったなんて…。
ということで、巷で噂になっているこの非公式の構築フォーマットについてご紹介していきたいと思います!
ヒュージ・リーダーズとは?
ヒュージ・リーダーズを知る上で、まず最初にご説明したいのが『統率者戦』についてです。
統率者戦は1枚の統率者(コマンダー)と99枚からなる100枚のデッキを使った4人で戦う対戦フォーマットです。
特殊なルールとして、デッキには同名カードは1枚まで、ライフは40点、統率者による戦闘ダメージなど独自のルールが設定されています。
この統率者戦をベースにした遊び方、それが『ヒュージ・リーダーズ』です。この構築フォーマットでは、以下のルールを用いて遊んでいきますヨ!
- 同名カードは1枚まで
- デッキ及び統率者はマナ・コストが5マナ以上
- デッキは統率者を含め50枚ちょうどで構築
- プレイヤーのライフは25点
- 統率者ダメージは無し
- 統率領域に荒地が4枚ある
- 統率領域から土地をプレイして良い
- 統率者戦の禁止(推奨)カードに加え独自の禁止カードあり
土地事故を回避するための特殊ルール
5マナ以上のカードばかりとなると、土地事故を起こせば、何も出来ないままサンドバックになることは明確です。そこでヒュージ・リーダーズでは『荒地』(無色マナを出すことの出来る土地)を4枚、統率領域に置くことができます。
この統率領域にある荒地は、土地をプレイできるタイミングであればプレイすることが可能です。4枚あるので1枚でも土地が手札に来れば5マナの呪文を唱えることが出来る、といった救済措置になります。
つまりこれによって、土地事故を起こしづらくなるわけです!嬉しい!
もちろん土地は、自身のターンに1枚のみセットできる通常ルールの通りです。
※荒地4枚は、デッキ50枚には含みません
大味なカードを叩きつける爽快感
5マナ以上のカードのみでデッキを構築するため、効果が派手な高コストのカードが活躍できるのがヒュージリーダーズの魅力です。
家のストレージで眠っている「強いけどコストが重い」そんなカードはありませんか?活躍の場がここにありますヨ…!
また、打ち消し呪文や除去呪文など、統率者戦でよく使われるようなものは大体が4マナ以下な為、普段とは様変わりしているのも新鮮ですネ。
代わりに、全体除去などは5マナ以上に多く存在するため、まとめて流される状況も多いかもしれません。
ヒュージ・リーダーズのより詳しいルール等については以下のサイトをご参照ください!禁止カードリストなどもこちらに記載があります。
初のヒュージリーダーズに挑戦
ということで早速、友人に声掛けしてヒュージリーダーズで遊んできました!
デッキ内のカード配分はメインが31枚、土地が19枚といった割り振りにしました。
使用した統率者とデッキレシピは以下です。
統率者:猪の祟神、イルハグ
クリーチャー:22枚
包囲攻撃の司令官
ブレードグリフの試作品
峰の恐怖
無作法な挑発者
厄介なドラゴン
多欲なドラゴン
ケッシグの罠師、アレイナ
士気溢れる徴集兵
鏡割りのキキジキ
原初の嵐、エターリ
ヘルカイトの狩猟者
業火のタイタン
鋼のヘルカイト
玉座の災い魔
映し身人形
アングラスの匪賊
トラクシーズの落とし子
マイアの戦闘球
隕石ゴーレム
ボガーダンのヘルカイト
荒廃鋼の巨像
約束された終末、エムラクール
インスタント・ソーサリー:6枚
巨獣の激突
モグの横行
火炙り
煤原の火
群衆の掟
大群の怒り
エンチャント・アーティファクト:3枚
怒りの反射
焦熱の解放
切望の宝石
土地:19枚
ならず者の道
地形形成装置
古えの墳墓
無限地帯
邪神の寺院
溶鉄の尖鋒、ヴァラクート
山 (13枚)
デッキ解説
基本戦術は、イルハグの効果で高コストクリーチャーをシュートし、戦闘ダメージでの勝利を狙っていくというものです!
ETBや戦闘ダメージを与えることで効果を発するクリーチャーを多数採用しているので、《峰の恐怖》を添えてダメージを飛ばしたり、《焦熱の解放》で3倍ダメージをお見舞いしたり、《群衆の掟》で場のパワー4以上のコントロールを全て得て、一気に片付ける!といった構成のデッキになっていますヨ!
中でも《無作法な挑発者》が特にお気に入りです! コイツは、パワータフネスが1/1と貧弱ではありますが、破壊不能を持ち、ダメージを受けるたびに受けたダメージ分を対戦相手に飛ばせる能力を持っています。そして自身と格闘を行わせる起動型能力を持っている為、能動的にダメージを飛ばすことが出来るわけです。
つまり、相手がとんでもないサイズのクリーチャーを出せば出すほどに、驚異度が増しちゃうワケなんですね!グフフ。
5ターン目までは「土地セット、エンド!」といったノーアクションではなく、《古えの墳墓》などの2マナが出る土地や、《地形形成装置》で土地を複数セットしたり、《無限地帯》で土地加速したりして、5ターン目よりも前に動くことも出来ちゃいます! このあたりの無色地形はどの色でも使えるのが嬉しいところですネ!
まとめ
デカブツ大好き人間には堪らない環境
大味なカードの叩きつけ合いは最高に気持ちが良い…!そして盤面がすぐ最終局面になりやすいため、時間がかからずにサクっと終わるのもヒュージの魅力だと感じました!
あまり見かけることのなかったカードなどもバンバン飛び交い、なかなかに新鮮な体験ですヨ!ということで今後も隙あらばヒュージの記事を書いて発信していきたいと思います!
オレ、ヒュージ、スキ。モットヤル。
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