霊気走破で収録された固有色”赤緑”の《 ロケッティアの隊長、レッドシフト 》。パワーに等しい分のマナを出せることや、手札のパーマネント全出しが出来る豪快な消尽能力が特徴です。今回はこのレッドシフトを統率者にしたデッキをご紹介していきたいと思います!

レッドシフトの能力

警戒
T:好きな色1色のマナX点を加える。Xは、これのパワーに等しい。このマナは、能力を起動するためにしか支払えない。
消尽―⑩(赤)(緑):あなたの手札にある望む枚数のパーマネント・カードを戦場に出す。(消尽能力はそれぞれ1回しか起動できない。)
①加えるマナは1色のみ
②マナは起動型能力にしか使えない
③消尽能力はタップが必要ないので自身で生み出したマナを注げる
④警戒を持っているので攻撃しながらマナを出すことも可能
⑤土地もパーマネント・カードである
パワーに等しいマナを生み出せる起動型能力限定のマナクリーチャーです。誘発型能力には使えません。「起動型能力」は「:」が付いています。起動型能力は、クリーチャーだけが持っているわけではなく、エンチャントやアーティファクト、土地など様々なパーマネントが持っています。
ちなみに「サイクリング」や「魂力」も起動型能力です。覚えておきましょう。
デッキリスト
マナ変換、+1/+1カウンター、起動型能力持ちをコンセプトにデッキを組んでみました。土地以外のサーチはナシ。チャンジャ―カードもありませんが、無限コンボがいくつか入ってます。割と強力な動きができるので推奨ブラケットは「4」寄りです。
※ブラケットについてはこちら
各カードの説明
マナフィルター
レッドシフトのマナを不自由のないマナにロンダリングするため、これらのカードを使っていきます。中でも《大蛇の葉詠み》と《燭台の大魔術師》の2枚は非常に相性がよく、最序盤のマナ加速をしっかり後押ししてくれるベストマッチなカードです。
どれも起動型能力を持っていて、しかもパーマネント・カードでもあるので、消尽能力で出すこともできます。
強化手段
+1/+1カウンター
継続的な強化の手っ取り早い方法が+1/+1カウンターです。《棘を播く者、逆棘のビル》や《気性の荒いタンブルワグ》は、カウンターを倍にする効果もあって、一気にレッドシフトのボディサイズをグレードアップしてくれます。レッドシフトは警戒持ちなので、戦闘でブロックされなかった時などは「レッドシフトからマナ出してビルの効果でカウンターを2倍にします!」なんて芸当も可能です!
この中でもさらにオススメは《議事会の大鎚隊長》と《アゴナサウルス・レックス》。隊長は、賛助効果で+1/+1カウンターを一気に盛り付けできる可能性大。
恐竜の方は、サイクリング効果に注目。起動型能力なのでレッドシフトのマナを注げる上、+1/+1カウンターと破壊不能付与で守りながら強化が可能。除去対策のため手札で温存しておきたいですが、本体サイズがデカイのでそのまま唱えて殴るのもアリなナイス性能です。
パワータフネス修正
結局のところ、肉弾戦だってとっても大事。統率者の強化だけでなく、周りのクリーチャーも強化して戦闘で有利な状況を作り上げていきます。
この中で要チェックなのが《ゴアガッツ団の親分、ラッガドラッガ》。ラッガドラッガは、全ての能力がレッドシフトと噛み合っており、①マナ能力持ち+2/+2修正 ②攻撃時にマナ能力持ちをアンタップ ③7マナ以上の呪文を唱えるとアンタップと+7/+7
②のアンタップ能力は、ラッガドラッガ攻撃→アンタップ能力誘発→スタックでレッドシフトをタップしてマナを出す→アンタップしてさらにマナを出す。とやると効率よくマナがひねり出せます。
7マナ以上の呪文を唱えて+7/+7とアンタップする能力も、消尽能力を突然使えるようになります。7マナ《威厳の魔力》で手札を補充しつつ+7/+7で消尽能力起動、手札のパーマネントを全出しするルートがオススメです。
ドローソース
レッドシフトの消尽能力を使うための12マナを用意した!しかし手札にカードはもう無かった…。なんてのは本末転倒です。都度1ドローできるものから、一気にドローできるものまで採用。
《不屈の追跡者》の手掛かりは、レッドシフトのマナが使えるし、《獣乗りの先兵》は起動に5マナかかるものの、パーマネントであれば何でもオッケーなので範囲が広くて割と使い勝手が良いです。
《よりよい品物》は、レッドシフトの消尽能力起動にスタックで、レッドシフト本人を生贄に捧げれば大量ドローからの全出しが可能です。
〆のカード(コンボ)
無限マナからの勝ち手段に使われる《歩行バリスタ》ですが、ポン置きでもレッドシフトのマナの注ぎ先として最適です。《失われた業の巫師》は、クリーチャーを並べない相手にとっては脅威の能力。突然ライフを一桁にさせてゲームエンドが狙えます。
《威圧の杖》は、レッドシフトのパワーが5以上で無限マナ。全ての起動型能力が無限起動できるようになります。《暗黒のマントル》は、レッドシフトのパワー3で無限パンプ。パワー4以上なら無限マナです。
レッドシフトのパワーが割とデカくなりがちなので、《チャンドラの灯の目覚め》で相手のライフを焼き切ることも可能です。
《追い討ち》は、レッドシフトのパワー5以上で無限コンバットになります。レッドシフトの消尽能力を戦闘後に起動したとしても、5マナ支払うことができればそこから追加の戦闘フェイズが発生するので、次に繋げることができます。
デッキの注意点
クリーチャー主体であるため、全体除去などで盤面をリセットされることに弱いです。もしその辺りをケアするのであれば《英雄的介入》や《鼓舞する呼び声》で破壊不能を持たせたり、単体除去の対策をしたいのであれば《群葉》や《苦行主義》がおすすめです。
打ち消し呪文が蔓延っているようなら《難問の鎮め屋》や《うろつく蛇豹》、《征服者のフレイル》《孤独の都》を入れてみましょう。

まとめ

霊気走破で新しく登場した《 ロケッティアの隊長、レッドシフト 》の統率者デッキについてご紹介させていただきました!
緑のデカいクリーチャーを叩きつけるのが大好き!とにかくドカンとデカイ動きがしたい!な方には刺さるんじゃないかなと思います!デッキの方向性も分かりやすいので、初心者にも扱いやすいデッキじゃあないかと思うのでぜひお試しください。

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