モダホラ3で登場した《 噴火するヌルカイト、ヘリガスト 》は、クリーチャー呪文に現出を与えるユニークな能力を持ったドラゴン!
今回の記事ではこのヘリガストを統率者にして組んだデッキについて紹介していきたいと思います!
まずはヘリガストの能力について—
①:現出⑥(赤)(赤)(この呪文を、クリーチャー1体を生け贄に捧げ、そのクリーチャーのマナ総量だけ減らした現出コストを支払って唱えてもよい。)
1つ目は現出能力。生け贄に捧げたクリーチャーのマナ総量分のコスト軽減をしてくれます。コスト軽減されるのは無色マナ部分のみ。どれだけ軽減しても赤2マナは必要な点を覚えておこう。
・現出コストを支払ったとしても、そのクリーチャー自身のマナ総量は変化することはない。また現出コストに含まれる色マナはその呪文の色とは関係ない。
・クリーチャーを生け贄に捧げずに現出コストだけ支払って唱えることはできない。またクリーチャーを複数生け贄に捧げることもできない。
・現出の効果で減少するのは不特定マナだけである。色マナコストは減少できない。
・コピーでないトークンなど、マナ・コストを持たないクリーチャーを生け贄に捧げてもよい。その場合現出コストは減少することはない。
・現出の不特定マナ・コストより大きいマナ総量を持つクリーチャーを生け贄に捧げてもよい。色マナは減らないが、霊動カカシ/Geist-Fueled Scarecrowなどのコスト増加カードにより増加したコストや、統率者税などの追加コストを減少させることができる(CR:601.2f)。
・生け贄に捧げるクリーチャーのマナ・コストにXが含まれている場合、Xは0として扱われる。
・変身する両面カードを生け贄に捧げる場合、第2面のマナ総量は第1面のマナ総量である。合体カードを生け贄に捧げる場合、マナ総量は、第1面のマナ総量の合計である。変身する両面カードの第2面のコピーであるか合体したパーマネントのコピーであるクリーチャーのマナ総量は0である。
・生け贄に捧げるクリーチャーは、コストを支払う段階までは依然として戦場にある。その能力は呪文のコストに影響を及ぼしたり、起動してマナを生み出したりできる。しかし、それに呪文が唱えられたときに誘発する能力があっても、その能力が誘発するより先に生け贄に捧げられてしまう。
・コストを支払う段階で生け贄に選んだクリーチャーが戦場に存在しない場合、コストを支払うことができず不正な処理としてゲームが巻き戻される。ブラッド・ペット/Blood Petを生け贄に選びつつマナを出すというプレイングはできない。
・あなたが現出を持つ呪文を唱え始めた後では、それを唱え終わるまで、どのプレイヤーも行動することはできない。特に、対戦相手が、あなたが生け贄に捧げようとしているクリーチャーを除去することはできない。
・生け贄に捧げたクリーチャーが死亡誘発能力を持っていたりクリーチャーが死亡することで誘発する能力があった場合、それらは現出クリーチャー呪文を唱える手順を完了したあとスタックに積まれ、現出クリーチャー呪文より先に解決される。
・現出を持つエルドラージはすべて「この呪文を唱えたとき」に誘発する能力を持っているため、それら複数の誘発型能力はAPNAP順でコントローラーが好きな順番でスタックに置く(CR:603.3b)。
mtgwiki 現出より引用
http://mtgwiki.com/wiki/%E7%8F%BE%E5%87%BA
②:あなたがこの呪文を唱えたとき、あなたの手札を追放してもよい。そうしたなら、カード3枚を引く。
2つ目の能力は、唱えた際にカードを3枚引ける効果。ただし手札を追放してからのドローなので、手札が多い時はデメリットにも。これは「してもよい」なのでスルーも可能です。
③あなたが唱える各クリーチャー・呪文はそれぞれ現出を持つ。現出コストはそれのマナ・コストに等しい。
3つ目の能力は、唱えるクリーチャー呪文が現出を持つ効果。これが一番大事。これを使って重めのクリーチャーをガンガン展開していきます。
マナが余りまくっている時は、ヘリガスト自身を現出コストにして統率領域に戻し、唱え直すことで3ドローを取りに行くルートも!
デッキリスト
ということでデッキリストは以下
事前に用意したクリーチャーを現出コストとして踏み台にし、より重めの生物へとグレードアップさせていくデッキです。踏み台にするクリーチャーがいなくても唱えられるようにマナファクトは多めで、高マナ域にもアクセスできるようにしてあります。
重めといえばエルドラージだろ!ということでエルドラージがたくさん入ったデッキに仕上げてみました。
◆現出する
戦場に出て能力を使い終えたものや、死亡することで誘発するこれらのようなクリーチャーたちを現出コストにし、より重めのクリーチャーにアクセスしていきます。
《 金属製の巨像 》はたくさん出したマナファクトなどでコスト軽減して出せる上、マナ総量が多いので現出要員としてもオススメ。また墓地からも回収する方法があるため、再キャストできる点も噛み合ってます。
◆デカいクリーチャー呪文にボーナスを
コスト重めのつよつよクリーチャーを唱えたり場に出すたびに直接火力のボーナスゲット。《 サルカンの封印破り 》でタフネス4以下の生物たちの生存権を奪っていこう。
1枚唱えただけじゃ物足りない!そんな欲張りさんにはコレ。ズロドックや祈祷で続唱を付与したり、こだまで無色呪文・誘発をコピーしたりと大味な動きが可能に。
◆無限(?)ヘリガストも?
《 玄武岩のモノリス 》《 見捨てられた碑 》の2枚で無色無限マナが達成。
ここから―
1:ヘリガストを唱える
2:誘発で手札を追放し3枚ドロー
3:その中にクリーチャー呪文があればヘリガストを現出コストに唱える
4:以下ループ
引いたカード次第ではあるがこれで連鎖可能。この途中に《 峰の恐怖 》《 戦嵐のうねり 》《 サルカンの封印破り 》《 まばゆい肉掻き 》などがあると直接火力が混ざりライフを削っていける仕様となっています。
統率者を唱えると落とし子も一緒に出て結果2点ずつライフを削っていける優秀なダメージソース。
まとめ
高コスト呪文をポンポン唱える楽しさ。圧倒的なパワーで蹂躙する喜び。
現出はまさに「自然界の食物連鎖」の様!より強いクリーチャーを戦場へと送り込むことでができる《 噴火するヌルカイト、ヘリガスト 》を統率者にしたデッキをご紹介してまいりました。
赤単なのにドローができるのでハンドリソースの補充も出来るし、高コストをたくさん入れていても現出で出しやすいため手札でモッサリしないのも良いなと感じました。
無色のエルドラージ寄せにした構成でしたが、ドラゴンや巨人に寄せたデッキにしても面白いかもしれません!デッキを自分専用にカスタマイズしてみましょう!
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